あの日から8年
死者107名の大惨事を引き起こした、JR西日本・福知山線脱線事故から、今日で8年が経過した。
今もって苦しんでおられる負傷者や遺族の方々も多くいる。その方々の苦痛はいかばかりだろうか。「3・11」でも強く感じたことだが、直接の被害者ではないからこそ、最も重要なのは忘れないこと、だと思う。
あらためて、事故で亡くなられた方に、心から哀悼の意を表します。
当時、ほぼ毎日、僕はJR京都線・神戸線の新快速・快速、東西線(尼崎~北新地)に乗っていた。尼崎駅で三ノ宮方面からの列車と東西線を乗り換えることも多く、福知山線(通称「JR宝塚線」)の事故は決して他人事と思えなかった。事故直後から福知山線が全面復旧するまで、ダイヤ上福知山線へ直通する東西線列車はすべて尼崎駅止まりとなり、『尼崎』行きの表示を痛々しく感じた。
事故原因を究明した事故調査委員会の示した報告書でも示されたように、ゆとりのないダイヤ設定が事故の要因の1つだったことは明らかだ。
2005年当時、京阪神の大動脈といえる京都線・神戸線の新快速はカツカツのダイヤ設定で、常時2分以上の遅延が当たり前。新快速と並走する快速・普通にもその遅延はすぐに波及する。京都線・神戸線や東西線に直通する福知山線も、同様に常時遅延が発生していた。
事故以前から、僕はこの異常な遅延ダイヤを危険視し、いつか必ず大惨事につながる、と度々警告してきた。福知山線事故の一報に接したとき、「なんでこんな大惨事が!」ではなく、「あぁ、ついに起こっちゃったか」という感覚でしかなかった。
公共性の高い鉄道に求められる最優先事項は『安全に乗客を運ぶ』ことだ。これ以上に大切な事項はない。2006年のダイヤ改正で、危険なダイヤ設定は随分と解消され、また近年は新快速の12両編成化が進んだこともあり、2005年当時ほどの常時遅延状態からは脱した。
ただ、事故を起こした責任は危険なダイヤ設定の是正だけで済むわけではない。事故の原因となったすべての事項から限りなく多くの教訓を学び取り、『安全に乗客を運ぶ』ことを徹底し続けることこそ、これからもJR西日本が求められ続ける姿勢なのだ。
2005年夏に落成した321系。事故を起こした207系の当時の車体と同様、ステンレスに青を基調とした帯をまとうはずだった。被害に遭われた方の心情に配慮して、オレンジと紺の帯へと変更された。
207系も、321系も、今日も福知山線を走り続ける。安全に運行され続けることを祈るばかりだ。写真は大阪駅で撮影した321系D36編成。
ピカピカのホーム
3月のダイヤ改正から運用開始された、新大阪駅27番線。おそらく、27番線という数字は全国でもここだけではないだろうか。
東海道新幹線、新大阪駅付近では、時刻表に掲載されている営業列車だけでなく、鳥飼(摂津市)の新幹線基地までの回送列車が数多く設定されている。過密ダイヤの緩和のため、今回、新幹線ホームが増設されることになった。
最新の27番線には可動安全柵が設置された。20番線~26番線にはない、大きな特徴だ。
新幹線が到着すると、まず可動安全柵が開き、続いて新幹線車両のドアが開く。
20~26番線と比べて、27番線は全体的にホームが少し高い位置に設置されている。
博多方の引上線もパシャリ。引上線の増設工事も完了し、山陽新幹線の運用も随分と楽になったはずだ。
新幹線はホームにいるだけでも、ワクワクしちゃう(^o^)
オフ会で得た刺激
読書メーターのオフ会(参加者:10名)を京都で開催した。僕にとって、すべて初めて会う人ばかり。読書メーターのサイト上では、普段からよく交流してる方も何人かいて、話題に困ることはないものの、やはり初めて会う人ばかりで緊張しっぱなしだった。
そんな中でも、みなさんがどのようなことを考えながら読書メーターを利用しているのか、どのようなことに注意しながら利用しているのか、様々な話を聞けて、非常に有意義だった。
こうしてオフラインでも刺激を受けて、自分の日常に活かせていきたい。そして、今回得た交流の輪を大切にしつつ、他の方とも少しずつ交流の幅を広げて行けたらいいなと。
平安神宮のほかに、祇園の鍵善良房で葛きり(黒蜜)を食べた。
その後、八坂神社に行き、スタバでさらにしゃべり倒した(笑)。
貴重な体験をした1日でした(^o^)
入場料が高いけど・・・
読書メーターのオフ会として、平安神宮の神苑で、お花見をした。
平安神宮は何度も訪れてるけど、神苑に入ったのは初めて。正確にいうと、かきつばたと花菖蒲の時期にある無料観覧の日に、神苑に入ろうとしたけど、あまりの人の多さに入場をあきらめたことがある(笑)
600円という入場料の高さにビックリしつつ(笑)、神苑内部へ。
遠目で見ても、近くで見ても、シダレザクラは美しい。
神苑内にある、京都市電の最古参の車両。
屋根はあるけど、野ざらしに近い状態といえ、保存状態はよくない。600円の入場料で、もっと保存状態をよくできるのではないか、とついつい思ってしまう(笑)。
新緑の青々とした姿は目に優しい。
藤の花も咲き始めていました。
最もオススメな桜スポット
京都の桜でも、ここは特にオススメしたい場所、半木(なからぎ)の道。
藤棚のような軒の間を人が通れるようになっており、シダレザクラが美しいトンネルを形成する。北山大橋から北大路大橋の東岸約900mにわたって、74本のシダレザクラが咲き揃う。
すぐ東隣は府立植物園、そばを流れる賀茂川のせせらぎ。すれ違う人はそれなりにいるけど、地下鉄からのアクセスもよく、静かな環境で、ゆったりとお花見できるのはすごく魅力的だ。
実は、僕が初めて京都で住んだ場所は植物園北門から徒歩2分ほどの場所。初めて満開の半木の道を歩いたときの感動はよく覚えてる。なので、1番好きな京都の桜スポット(⌒∇⌒)
より大きな地図で 半木(なからぎ)の道 を表示
地図上に、2軒だけオススメ飲食店を載せてます。ご参考までに。
強風の演出する儚(はかな)さ
上賀茂神社すぐそばの御薗橋から、賀茂川沿いに歩く。御薗橋から北山大橋まで、約100本のソメイヨシノを楽しめる。
両岸ともに咲くが、西岸はケヤキの木なども多いので、東岸を歩きたくなる。
朝からの強風が時折強まり、木から花びらをふるい落とす。上賀茂橋すぐ北あたりで立ち止まると、舟形と舞い散る桜吹雪を見れたので、なんとか花びらを写真に収めたいと思い、パシャリパシャリ。思ったように、なかなか花びらが映像に映りこんでくれない(^^;)
どうしたら、キレイに花びらが映りこんでくれるのかと撮影を繰り返していたら、強風がザーッと吹き、大量に花びらを舞わせる瞬間にシャッターを。桜吹雪の撮影に成功(笑)!偶然だけど、撮影できて、よかった!
流れゆく水面に目を向けると、所々で、舞い落ちた桜吹雪が彩りを添えていました。
おなじみの並木たち、そろそろ葉っぱを生い茂らせる季節がやってくる。
新緑の季節はまもなく♪
散る直前のシダレザクラを見に
今朝はどんより曇り空。昼前から強風と雨になるとの予報だったので、朝のうちに撮影をしに行こうと思い立ち、自転車で上賀茂神社へ。
上賀茂神社の自転車置き場に自転車を置くと、すでに何台もの自転車が。こんなに朝から自転車で来る人がいるのか?と思っていると、境内外のバス停には京産大生の姿が。土曜日なのに授業があるようだ。かわいそうに。
境内に入って、すぐに目に付くのが斎王桜。葵祭の斎王代にちなんだ桜なのかな。
鳥居のすぐそばにあるの桜は『風流桜』。これもシダレザクラだ。
鳥居をくぐってすぐに見えるのが『みあれ桜』。かつてJR東海のポスターにも使われた桜のようだ。その昔のポスターが貼ってあった。
本殿すぐ前で、二葉葵が置いてあった。協賛金の対価として渡すためだろうか。ポッドに入れた状態で、たくさん積まれていた。
これで見納めかな
明日は強風と強雨の予想で、ソメイヨシノと青空を楽しめるのは最後になると予想される。ということで、早朝、比叡山を背景にパシャリ。
朝の光がソメイヨシノの花びらに透明感を与える。
青空とソメイヨシノの花びら。パッと咲いて、パッと散っていく。その潔さが魅力なのは分かっているけど、名残惜しい・・・。
花びらの脇に生えてきた緑の葉。少しだけ触れてみると、若々しさを感じさせる、やわらかさ。これから新緑の季節になるんだ、と実感。
高野川沿いの桜はピンクの花びらがほとんどだけど、中には白い花を付ける品種も発見。貴重な気がして、なんだか嬉しい(^^)
あらためて、桜並木を。水面に映えるピンクも美しい。
高野川の1番美しい季節はこれで終わりかな。
桜がなくても、立ち寄りたい
蹴上のインクラインで撮影した後、南禅寺にも立ち寄った。三門付近はすごい人・人・人。
人影を映さずに、満開のソメイヨシノと三門をセットに撮影するのは無理と判断し、三門をくぐって、そそくさと法堂へ。ソメイヨシノと法堂の構図なら、なんとか人影を入れることなく撮影できそうだったので、シャッターチャンスを虎視眈々と狙う。こんな風に文章にすると、かなり怪しい人みたいだけど、それだけ人が多い(^^;)
法堂とソメイヨシノの組み合わせでも、十分に絵になります。
南禅寺といえば、やはり水路閣。桜と一緒に撮影はできないけど、せっかくなのでパシャリ。
水路閣の真下で、パシャリ(^^)
水路閣に上って、パシャリ(^^)
やはり、水路閣は新緑や紅葉が映える場所ですね。あらためて、実感しました。