時は経過したけど・・・
今日は東日本大震災(2011年3月11日)から1年半、「9・11」(2001年9月11日)から11年。
被災者・被害者の方にも、直接の被災・被害に遭わなかった者と等しく、時間は経過した。この場を借りて、被災者・被害者の方に、改めて哀悼の意を表します。
僕は震災復興に役立つ技能など持ってない。ましてや、アメリカで起きた事件について、支援に役立つ技能などない。僕にできることは「忘れない」「記憶を保持する」ことだけだ。
JR西日本・福知山線脱線事故(2005年4月25日)、阪神大震災(1995年1月17日)なども同じだ。復旧・復興に役立つ特別な技能を持たない第三者や、自分に直接の利害関係のない第三者にとって、事件・事故の節目となる日は普通の1日だ。
普通の1日として捉えてしまえば、事件・事故はどんどん風化するだけになってしまう。当該事件・事故の被災者・被害者すべてがなくなるだろう100年後くらいには、完全に忘れられた過去の事件・事故に過ぎなくなってしまう。
人間は過去から学び、学んだ知見・教訓を現在にフィードバックできる動物だ。できるのではなく、フィードバックしなければならない。そのためには、しっかりと記憶を保持することこそ、当該事件・事故の起きた世代の人間としての責務ではないだろうか。
だから、節目の日に、あの日起きた事件・事故の記憶を再確認し、事件・事故から学べる知見・教訓に対して謙虚に接しようと心がけなければならない。僕はそうありたい。