明日を見通せない時代だから・・・

鉄道・スポーツ観戦・読書・音楽鑑賞をこよなく愛する、永遠の17歳

2013年9月の読書メーターまとめ

2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1821ページ
ナイス数:2745ナイス

ふたつめの月ふたつめの月感想
【図書館】突然の失業により、自分と向き合うことを強いられる生活へと突き落とされた、久里子。不明瞭な失業理由、専門性との齟齬、弓田との距離感。謎めいた赤坂のアドバイスを糧にしつつ、久里子がなんとか前向きに未来を切り開いていく姿を描く。犬の散歩を通して描かれる犬とのコミュニケーションや季節感、明日香との友情・弓田との進展を通して取り戻していく前向きさに、グイグイと引き込まれた。前向きで優しい気持ちにさせてくれる、ステキな1冊☆イタリアから帰国した弓田との進展を描いた続編があれば、読んでみたいな♪
読了日:9月29日 著者:近藤史恵


タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)感想
【図書館】ビストロ・パ・マルの美味しそうな料理を堪能しながら、三舟シェフの冴え渡る推理を楽しめる1冊☆シェフ自慢のタルト・タタン、体調不良の西田さんに出した白桃のコンポート、志村さんが仕組んだガレット・デ・ロワ、切ない思い出とともに語られたフォアグラとガチョウのコンフィ、垂涎もののお皿ばかり。ストーリー的には、短いながらも親子間の葛藤を繊細に描いた、最終章「割り切れないチョコレート」がとても印象的。毎晩飲みたくなるヴァン・ショーでホッコリしながら、三舟シェフの振る舞うフレンチを食べたい(o⌒∇⌒o)
読了日:9月21日 著者:近藤史恵


JR時刻表 2013年 03月号 [雑誌]JR時刻表 2013年 03月号 [雑誌]感想
2013年10月号に買い換えたので登録。E5系が320km/h運転を開始したこと、こまちにE6系を投入したことが大きなトピックという、小幅な改正に留まった、2013年3月16日改正を収録。表紙はスーパーこまちとしてデビューを果たしたE6系。
読了日:9月20日 著者:


花の鎖 (文春文庫)花の鎖 (文春文庫)感想
美雪、紗月、梨花。雪月花3人を主人公に、個別に物語が進む。アカシア商店街(きんつばの『梅香堂』・山本生花店・コスモスの森山さん)、香西路夫の絵、リンドウやコマクサなどのお花、それぞれが3つの物語を繋ぐ。これら共通項のため、3つの物語をついつい並列的な時間感覚で読み進めてしまったが、最終章でまさかの急展開を見せ、雪月花が見事に一直線に!各登場人物の視点から淡々と鋭く物語を紡ぐ、著者独自のスタイルはそのままに、ミステリー要素を存分に楽しめる。一読だけでは回収しきれなかった伏線を読み解きながら、再読したい。
読了日:9月17日 著者:湊かなえ

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