あの有名な1枚を至近距離で
神戸市立博物館へ行ってきた♪
お目当ての展示内容はマウリッツハイス美術館展。マウリッツハイス美術館が拡張工事をするのに合わせて、同館所蔵の絵画が一挙に世界を巡回してるらしい。
マウリッツハイス美術館といえば、フェルメール『真珠の耳飾りの少女』。美術に造詣の深くない僕でも知ってる、おそらく世界で最も有名な絵画の1つ。
↑は館内1階に置かれた記念撮影用レプリカ。原画は撮影できないので(^_^;)
『真珠の耳飾りの少女』は「トローニー」という特定できないモデルを描いた絵で、人物画の中で独立したジャンルを形成する。架空の人物に思いを馳せて、フェルメールは描いたらしい(展覧会公式図録81-82頁)。
今回の展示で印象的だったのは静物画の数々。どれもリアリティあふれる表現手法で、写真を見ているのかとさえ思うこともあった。いくつかの絵について、メモを書き残しておこう。
- ブリューゲル『万暦染付の花瓶に生けた花』 16世紀オランダで起きた、チューリップバブルが背景にあるのか、チューリップのあふれる生命力が目を引く。
- ファン・ベイエレン『豪華な食卓』 果物や蟹が盛り付けられた食卓を描く。中でも、取っ手付きの銀色ピッチャー(ワインを注ぐため?)は写真にしか見えない。
- クラースゾーン『ヴァニタスの静物』 インパクトある頭蓋骨のそばに置かれた時計に、なぜか惹かれた。
平日にもかかわらず、ものすごい人混みに巻き込まれ、正直どうなのかなぁと思わされた。開館時間を長くしたり、休館日をなくしたりするなどして、もう少しゆったりと鑑賞できるようにしてほしい。400年前のオランダ・ベルギーに思いを馳せながら鑑賞したいので。
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