明日を見通せない時代だから・・・

鉄道・スポーツ観戦・読書・音楽鑑賞をこよなく愛する、永遠の17歳

人を笑顔にする料理

 映画『シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~』を鑑賞した。

 三ツ星レストランシェフ・アレクサンドル(ジャン・レノ)、料理の腕は確かでも何をやっても長続きしないジャッキー(ミカエル・ユーン)。2人のシェフが三ツ星を死守するために珍道中を繰り広げる。

 三ツ星レストランとしての威信を守るため悪戦苦闘するシェフに、お助け料理人が現れ、無事に三ツ星を守れました、という単純明快なストーリー。ところが、美味しそうな料理の数々、家族愛に満ちた脚本、コミカルでスピーディーな展開で、観る者を惹きつける。

 何かを考えさせられたり、特別に感動したというより、笑顔で「楽しかったね」「笑ったね」と言える作品だった。

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 ジャン・レノといえば、どうしても映画『レオン』(1994年米仏)の殺し屋役のイメージが強い。笑顔と愛を運ぶアレクサンドルとレオンは一見すると両極にある役柄のようだけど、頑固一徹という意味では全く同じかも(^^)

 ダニエル・コーエン監督自身がチュニジア出身ということこともあってか、移民系の役者も数多く出演。ジャン・レノはモロッコ生まれ、お助け料理人トリオの人種もバラバラ。主演2人が和服に身を包み、日本人に扮する場面もある(笑)。いまや移民なくしてフランスを語れない、と改めて認識させられた。

 料理好き、エスプリの効いたフランス映画好きの方に、ぜひオススメ(⌒∇⌒)
 
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